批准

批准とは条約に対する国家の最終的確認のことで、確定的同意のことを指します。全権委員の著名によって内容の確定した条約を、国内憲法の定めるところに従って条約締結権限を与えられた者が、再検討し、確定的に同意を与えることです。このような批准の行為でなく、批准の文書を指すこともあります。批准制度の目的は、条約内容をより精確に把握し、詳細に検討してより確実なものにする機会をもつこと、条約締結の過程に民主的統制を加えるために国会が参加する機会を持つことにあります。条約は原則として批准手続を必要とし、緊急を要するものや軽徴な付属的あるいは暫定的な条約の場合に、例外的に全権委員の署名だけで成立し、批准を要しないものもありますが、こうした場合は、その旨規定されるのが常になります。署名後、批准するかどうかは法的に自由であり、批准すれば条約は変更または拒絶は許されません。批准は批椎書の作成により行ないます。批椎書を相手との間に交換し、あるいは会議開催地国に寄託することによって条約は正式に成立し、効力を発生します。批准権者は各国憲法の定めるところであり、日本では内閣にその権限があります。国会の承認を条件とし、天皇の認証を得ることになっています。

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