条約・正文
条約とは当事者の法的な権利・義務をつくる国家、国際組織を含む間の文書による合意のことで、狭い意味においては、条約と呼ばれる文書だけを指しますが、一般には広い意味で、そのほかに協約、協定、取決め、規約、憲章、交換公文、宜言、規程、議定書などを含めて、条約と総称されます。条約は通常、署名、批推、その交換または寄託、登録、公表の手続をへて結ばれます。本質的には、私法上の契約と似た概念ですが、国家間の合意は、お互いのカの均衡過程で成り立つためにに、条約特有の多くの特色を生みだしています。
正文とは数種類の言葉で書かれた条約のうち、解釈のよりどころとされる一定の言葉の条文のことです。たとえばサンフランシスコ平和条約は、英語、フランス語、スペイン語、日本語の4力国語で作られ、前の3力国語が正文。それゆえドイツ語、オランダ語で書かれたのは訳文になります。ただし日本語の条文は一応公式に作られているので、単なる訳文でぱなく、一種の参考文献なので、公文と呼ぶことがあります。

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